青空スポーツ新聞 7月17日対JASRAC戦 決戦は土曜日

今シーズン、やや対戦相手に恵まれてきてはいるものの、ベテラン陣の奮闘もあってここまで2勝1敗と勝ち越し、迎えた梅雨明け快晴の土曜日。
この後サマーブレイクに入る為、ドリームスにとってはこのゲームが前半戦最後の試合となる。
その対戦相手は、過去2戦して2敗と完敗を喫しているJASRACチーム。
これまでいいところなく負けている相手だけに、今シーズンの勢いでもって、なんとか一矢を報いて雪辱を晴らしたいところ。
気温30度を超える灼熱がグラウンドに降り注ぐ中、太陽を焦がすほどまばゆいオヤジ達の熱き戦いが始まった。

ここのところの好調な打線に加え、池谷のDL復帰や、毎熊、サンボの不在を埋めるべくお笑い枠でのジャンみやがわ選手の助っ人参戦など、対JASRAC戦の初勝利に向けて、チーム一丸となって試合に臨んだドリームス。
ところが、試合開始直前になって、いきなりの暗雲が立ち込める。
チーム一番の早出皆勤が認められ、用具係りに任命されたばかりの下田代が、渋滞に巻き込まれて試合に間に合わないまさかの大遅刻。
頼みの綱は、バッティングセンターでしか活躍したことがない伊橋のドンキバットだけという、なんとも心許ない事態で試合開始を迎えることに。
更に悪いことは続く、夜の発注作業に精を出しすぎたのか、大島の審判の発注漏れと遅刻も相次いで判明。
戦力だけでなく野球用具も事を欠き、審判も不在の中、ドリームスナインの動揺を隠せないまま、試合は開始された。

=STARTING ORDER=
  1 C / INAMURA ⇒ RF / KUMAGAI(suketto player)
  2 SS / IHASHI
  3 3B,P / OGAHARA
  4 LF / KAKUTA
  5 2B / KUBOTA ⇒ SHIMOTASHIRO
  6 1B / TAKEHIRO
  7 P / UMEGAWA
  8 CF / KAWASAKI(suketto player) ⇒ OSHIMA
  9 RF / IKETANI
10 DH,RF / JAN MIYAGAWA(suketto player)

そんな不安定な立ち上がりを証明するかのごとく、初回表の攻撃を無失点で終えると、その裏のドリームスの守りでは、サード小河原がイージーフライを落球すれば、エース梅川の制球も定まらないなど、不足の事態で動転するチームを表わすかのように、2点の先制を許してしまう。
しかし、続く2回ドリームスの攻撃。先頭のタケヒロが四球で歩き、盗塁とワイルドピッチで無死3塁とすると、梅川がタイムリーヒットを放ちすぐさま反撃を開始。
更に川崎、ジャンの助っ人勢がヒットで続き、1死満塁で迎えるは1番稲村。
ここで相手投手の速球を見事に捕らえて、走者一掃となるタイムリー2塁打を放ち一気に逆転すると、2死後小河原も2塁打で続き、一挙に5点を奪って、初回の劣勢を跳ね返して見せる。
しかし、実力者揃いのJASRACチームだけあって、その裏に2点を取り返してくると、3回は両チーム無得点だったものの、4回にも1点を許し、遂に同点に追いつかれてしまう。

そして迎えた5回表ドリームスの攻撃。ここまで2打席凡退の前回MVP男角田がヒットを放ち、初の4番起用に応えて出塁すると、タケヒロがセンター前に弾き返して、すぐさま貴重な勝ち越し点を叩き出す。
しかし、リードしたのも束の間、その裏に1点を奪われてしまい再び同点とされる。
ゲームは一進一退を繰り返し、回が進むにつれて緊迫の度合いが増す大接戦となった。
そうして迎えた最終6回、ドリームスの攻撃が無得点に終わると、その裏、梅川の粘投の後を受けた小河原がマウンドへ登る。簡単に2死を取って迎えた打者の当たりは、センター方向への鋭いライナー。
ドリームスナイン全員が息を飲んだ瞬間、守備固めで入ったセンター大島が、突進しながら見事に掴み取ってスリーアウトとして、遅刻のアナを埋めるべく、最後に美味しいところ持って行き、同点のままゲームにピリオドを打って締めくくった。

DREAMS|0 5 0 0 1 0 |6
JASRAC |2 2 0 1 1 0 |6

タケヒロが2盗塁でグラウンドを掻き回せば、稲村が値千金のタイムリーを放ち、川崎もようやく元高校球児らしい当たりを披露するなど、若手、中堅どころが、これまでのベテラン陣に取って代わる活躍を見せ。
更には、一年半振りの出場となった池谷が、ベンチにいる時と変わらぬ存在感を放ち、抗争事件に巻き込まれて大怪我を負ったとされる古賀も、コーチズボックスで声援を送り、堅気の姿を取り戻しつつあるなど、後半戦に向けて明るい材料も見られた。

決して諦めずに、僅かなチャンスを逃さず得点に結びつける辺りは、常日頃、ネオン街の口説きトレーニングで培った、オヤジならではの粘りの精神が生きた試合だったと言えよう(とはいえ結局勝てないのだが…)。
更には、バット一本でも戦い抜く逞しさも見せつけ、選手達には大いに自信を深めた1戦となったのではないだろうか。
これで、前半戦を2勝1敗1分けで終え、シーズン勝ち越しも見えてきており、後半戦もこのままの勢いで、我々に笑いと感動のゲームを届けてくれることを大いに期待をしたい。
尚、JASRAC戦での活躍指数ポイントの投票結果はご覧の通り。今回は引き分けにつきワーストプレイヤーの選出も行われている。

 

  = BEST PLAYER =
  1位(46ポイント)・・・・・稲村
   2位(21ポイント)・・・・・梅川
   3位(4ポイント)・・・・・・角田
   3位(4ポイント)・・・・・・ジャンみやがわ
   5位(3ポイント)・・・・・・小河原
   5位(3ポイント)・・・・・・タケヒロ

  = WORST PLAYER =
  1位(-33ポイント)・・・下田代
   2位(-22ポイント)・・・池谷
   3位(-14ポイント)・・・大島
   4位(-9ポイント)・・・・久保田
   5位(-1ポイント)・・・・伊橋

【解説】
ベストプレイヤーには、序盤の悪い流れを一気に払拭し、ドリームスペースに持ち込む見事な一打を放った稲村選手が、文句な無しで1位のポイントを獲得。最近は、デビュー当初の勢いがやや失われつつあったが、正捕手の座を射止めたハードワークがようやく実った結果となった。
2位は、灼熱の中、粘りの投球でエースの責任を果たし、反撃のタイムリーも光った梅川が支持を集め、同率3位に前回MVPの角田がちゃっかりと滑り込めば、ジャン選手は、打撃もさることながら、審判での存在感で票を集めた。
同率の5位には、積極果敢な走塁と一時勝ち越しとなるタイムリーヒットで、前回0ポイントの雪辱を晴らす活躍を見せたタケヒロと小河原が選ばれている。

≪稲村選手の話≫
チームZEROの一員として今後もZEROメンバーとともに快進撃を続けたいと思います!
最近、きになる、プロレスラーが僕らチームZEROの気持ちを代弁してくれてました!
http://www.youtube.com/watch?v=T09G0VDm5ZE
そして、次回はチームZEROとして意気込みはこんな感じです!
http://www.youtube.com/watch?v=cTOGQGCVFsU

 
一方、引き分けにより、初の試みとなったワーストプレイヤーの選出では、なんとも実感のこもった投票結果となった。
不覚にも1位の得票を集めたのは、不慮の渋滞に巻き込まれ大遅刻となった下田代。やはり試合前から用具不足で出鼻をくじかれたことが、選手達には大きく響いたようだ。
ただ、チームメイトの誰よりも早く準備をし、意気揚々と出掛けていったにも関わらず、帰宅後に寂しげにボールを磨く父親の背中を、彼の子供達が目撃したことを思うと、チームの誰もが涙する選出となった。
次戦では、良き父親、良き用具係り、良き本部長として、本領を発揮してもらいたいところだ。
続く2位には、池谷がランクイン。実に540日振りとなる実戦復帰であったことは誰にも気づいてもらえなかったが、投ゴロに2三振に終わった打撃結果は、誰も見逃してはくれなかったようだ。
3位には、これまた遅刻と審判の発注ミスが重なった大島が選ばれている。すっかり身軽になったのをいいことに、夜のオーバーワークがたたってしまったのが原因と考えられる。ただし最後の打球処理に関しては、昼の部でも成果が発揮されており、なんとか面目を保った。
更に、4位に時短終了の久保田が入り、伊橋が、持ち前の空回りで存在感を示せたことで、辛うじてポイントを稼いでチームゼロからチームマイナス1に昇格して5位に入っている。

≪下田代選手の話≫
この度は屈辱の最多得票、ありがとうございました。。
おかげで指紋が無くなるまでボール磨きました。。。
この悔しさと反省を次回へぶつけます!
(前乗りする方、募集中!笑)
次回はいつじゃ!?

 


戦況を見つめる遅刻者2名

 


デーモン vs たけし

 


今日も腹ペコのシモパチロー選手

 

今回の試合は、誰も予想だにしない緊迫したゲーム展開に、選手交代の難しさも相まって、途中出場の選手達にとっては、充分なプレー時間が与えらず気の毒な面も見られたが、ベストであってもワーストであっても、記憶に残るプレーを披露してくれたことには変わりはなく、選ばれた選手達には大いに賛辞を贈りたい。
いずれにしても、後半戦も要注目の青空ドリームスとなりそうだ。

 

 

= 青スポ編集部 =

  

 

May the Beer be with You !

 

 

2 Comments

  1. oshima より:

    ちなみに審判は発注漏れではなく、先方の勘違いで、土曜の夜に電話にて謝罪ありました。

    とは言え、こちらも甘く見ていたので、今後は前日までに確認の連絡がなかったら、こちらから念押しの連絡をするようにします。

  2. oga-chan より:

    読者受けを優先するあまり、事実誤認に基づいた記事を書いてしまいました。
    編集部を代表してお詫びいたします。
    尚、勝手ながらお詫びの記事を掲載させていただきました。
    これに懲りず、引き続きネタの提供のご協力をお願いいたします。

    って、俺はこんな時間にナニをやってるんだ?!

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