青空スポーツ新聞 5月22日試合 今季初勝利!

昨シーズンは6戦して僅かに1勝しかできなかったが、今シーズンの開幕戦では、ベテラン陣の頑張りもあって下馬評を覆す善戦を見せ、今年は一味違ったゲームを見せてくれそうな青空ドリームス。チームとしては、2戦目を迎えてシーズン初勝利を飾り勢いをつけたいところ。
そういった意気込みが伝わったのか、助っ人も駆けつけた上に女性サポーターの姿まで!普段とは違うベンチの雰囲気に、試合前からナインの士気もいやが上にも盛り上がる。

=STARTING ORDER=
  1 1B / TAKEHIRO
  2 LF / KAKUTA
  3 2B,P / UMEGAWA
  4 3B / OGAHARA
  5 P,2B / KUBOTA ⇒ 2B / KAIHOKU(suketto player)
  6 C / SHIMOTASHIRO ⇒ INAMURA
  7 SS / IHASHI
  8 CF / OSHIMA
  9 RF / SAMBO
10 DH,LF / KAWASAKI(suketto player)

この日の先発バッテリーは、本紙既報の通り、昨年末から好調を維持している久保田と、この試合が捕手として公式戦デビューとなる下田代の両ベテランバッテリー。昨シーズンであれば、よもや、この二人がバッテリーを組むようになることなど、さすがに草野球の女神でも予想だにできなかったであろう。
そんな神をも超える恐れ知らずなバッテリーが対するのは、この試合が草野球デビューとなる「ハードコアチョコレートチーム」。相手チームの実力が未知数なだけに、試合展開が見えない中、神をも越えるバッテリーが、果たしてどんな奇跡を我々に見せてくれるのか。
ドリームスナインが初回の守りにつき、プレイボールの掛け声と共にいよいよ試合が始まった。

マウンドは、昨年末から5イニング連続無失点記録を継続中の確変男久保田。華々しく変貌を遂げたその右肩にナインは奇跡を信じたが、早くも先頭打者を迎えて、チームに衝撃が走る!?

ストライクが入らない...

初回から四球を連発し、またたく間にダイヤモンドが相手走者で埋めつくされ、為す術を無くしたナインの脳裏にかつてのトラウマが蘇る。
そんな中、流れを食い止めるべく梅川の併殺によるファインプレーが飛びなすなど、守備陣が踏ん張りを見せ、更には相手の貧打にも助けられたこともあって、序盤2回をなんとか3失点で凌ぎ最悪の立ち上がりは免れた。
四死球を連発しながら3失点で収まったことは、もはや奇跡と呼んでも良いのかもしれないが、そんな時短ラウンドも終了し、久保田の確立変動は終わりを告げた。

一方、公式戦初マスクの下田代であったが、久保田の荒れ玉を懸命に受け続け、捕飛に課題を残すものの、まずまずのプレーでチームの期待に応える働きを見せる。
更に下田代の懸命のプレーは続く。先頭打者で迎えた2回裏の攻撃を敵失で出塁すると、震えるももにムチ打ちながら2盗を決め、続く3塁への進塁では、殺人スラインディングでセーフを奪い取るなど、守備だけでなく貪欲な走塁でも、腹ペコ本部長の異名を見せつけチームを鼓舞してみせた。
そんな本部長の働く姿に、ナインの誰もが胸を打ち、すぐさまプレーで応える。
梅川の未来の義弟こと助っ人参戦の川崎が、その下田代を内安打で迎え入れ1点を返すと、久保田の後を引き継いだ梅川が、代わった3回以降をピシャリと抑え、兄の存在を知らしめる投球を見せる。
打線も、3回裏に相手投手の乱調につけ込んで4点を返して逆転すると、その後も毎回得点を奪い、序盤の劣勢を見事に跳ね返して、終わってみれば3対12と圧倒し、昨年の7月以来の勝ち星で、今季2戦目にして早くも初勝利を飾ることとなった。

HARDCORE |2 1 0 0 0 0 |  3
D R E A M S|0 1 4 2 5 × |12

結果的には、したたかなブッキングが奏功した試合ではあったが、昨シーズンの課題であった守備がノーエラーの堅守で試合のリズムを作り、攻撃では果敢な走塁で流れを呼び込んで、相手のミスを逃さず打線が返していくという、まさに理想的なゲーム展開で、チームとして今シーズン勢いに乗って行ける一戦となった。
特に、サードの小河原がいつにも増して鉄壁な守備を見せ、攻撃では、数多くの選手達が3塁まで積極的に進塁するなど、相手ベンチから覗く生足が、勝利の原動力になったことも忘れてはならない。
また、これまで打撃に苦しんでいた伊橋が、ドンキバットでプライスレスな当たりを飛ばして結果を出せば、大島も前走-10kgの調教の影響か、軽やかにジャンピングキャッチを決めて、磨きのかかった夜のフットワークを披露するなど、今後に期待を抱かせる動きを存分に見せてくれた。

その他の選手も、角田が全打席出塁するなど2番打者の役目を果たし、梅川や小河原、下田代が攻守で結果を残せば、助っ人参戦の海北も、ギターアンプを吹き飛ばすような鋭い当たりでグラウンドを沸かせてくれた。
更には、クラシックスタイルを貫いてきた板垣に、うっすら男の自覚が芽生えてくるなど、それぞれの選手にとっても、手応えを掴んだ充実の一戦となったようだ。
唯一「投げ方がわからなくなった...」とベンチで一人寂しく呟きながら、普通のオジサンに戻ってしまった久保田が気がかりではあるが、まだまだ潜伏確変の可能性も残されており、神モードの出現を信じて待ちたいところだ。


普通のオジサンに戻ってしまった久保田選手


このまま六本木まで走って行けそうな大島選手

久々の美酒に酔いしれたドリームスナインであったが、このゲームの勢いが本物なのかどうか、次戦にその真価が問われることになりそうだ。
次回、一人の男のTシャツが、その答えを明らかにしてくれるかもしれない。
 

 

= 青スポ編集部 =

 

~ Next Schedule ~

DATE : 2010/06/26/(sat)
TIME : 15:00~17:00
PLACE : Futagotamagawa Field at Shibuyaku

DATE : 2010/07/03/(sat)
TIME : 11:00~13:00
PLACE : Futagotamagawa Field at Setagayaku

 

 

 

NO MUSIC, NO BOB SUCK LIFE.

 

 

One Comment

  1. admin より:

    みなさん、お疲れちゃんでした!楽しかったっすね。自分でセレクトしたTシャツを早く見たいです。青空tweet開始しましたのでアカウントある方はフォローお願いします!検索に引っかからないようなので、私のフォローしている/されているから見つけてあげてください!

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