6月25日(土)J-CUP? 対JASRAC戦

激闘のKAC-CUPから早3週間。
聖地二子多摩川に戻ってきた選手達は、JASRACチームを相手にレギュラーシーズン再開となる一戦を迎える。
ところが、数日前から天気予報は雨マークを示し続け、試合当日を迎えてもなお降水確率が下がる気配すらなく、ナインはやきもきした気持ちを抱えたまま、それぞれ二子多摩川へと向かった。
まさにこの日の試合を暗示しているかのようにグラウンドへ暗雲が垂れ込む中、人知れず参加を表明し、人知れず直前に参加を辞退した園田を除く11名のドリーマー達と2名の女神が、シーズン開幕戦以来となる二子多摩川グラウンドに勢揃いした。

   

   

トリプルヘッダー以来の交流を暖めながら、激闘の余韻が残る体を動かし試合に備える選手達。
そんな中、話題が今後のスケジュールの確認に及ぶと、グラウンド担当の久保田が口をついた。
「あえて8月はグラウンド取らなかったから!」
聞き捨てならないセリフに、己の耳を疑い絶句するナイン一同。
今年に入って全てのグラウンド抽選を外しまくっているオヤジが発したまさかの一言に、辺りは一気に脱力感に包まれた。
そんな、およそ試合前とは思えない空気と天気がグラウンドを支配する中、果たして試合と成りえるのか、ともかくもプレイボールが告げられると、ドリームスの先攻でゲームが開始された。

この日のドリームスは、いつもの予想と違って意外なラインナップでJASRACチームに挑む。
試合前の空気を察してなのか、あえて1番指名打者に久保田を起用し、そして2番に大島が入るなど大胆な布陣を引き、先発マウンドには久々となる小河原を送って、守備を固めて戦いに臨んだ。
   

■J-CUP
=STARTING ORDER=
 1 DH / AET KUBOTA
 2 CF / OSHIMA
 3 3B / UMEGAWA
 4 LF / IHASHI
 5 SS / INAMURA
 6 C / KARITASHIRO
 7 1B / KOGA
 8 P / OGAHARA
 9 2B / KAKUTA
10 DH / TAKEHIRO
11 RF / IKETANI

   

1回の表ドリームスの攻撃。
昨シーズンの対戦時よりも遥かにパワーアップした速球をミットに投げ込み、一気にグラウンドの空気を変えてみせるJASRACバッテリーに対して、AET久保田が人生初?の先頭打者で打席に入る。
すると、1番打者の感触を味わう間もなく、たちまち追い込まれてしまい、次のボールも久保田のバットが虚しく空を斬った。
まさに、あえて三振か?とベンチが突っ込もうとしたその瞬間、ボールはキャッチャーミットからこぼれてバックネットを転々と転がっていく。
それを見て慌てて久保田が走りだすと、まんまと1塁陥れ、よもやの振り逃げで出塁を果たしてベンチを沸かせてみせた。
あえて振り逃げを狙ったかどうかは、もはや知る由も無いが、更に調子に乗って大胆にも盗塁を試みると、なんと2塁まで陥れ、あろうことか先制のチャンスを演出し、先頭打者の役目を見事に果たしてみせるAET久保田。
この勢いで先制点を奪わんとするドリームスであったが、結局、後続が凡退に倒れ、初回の攻撃は残念ながら無得点に終わった。

その裏の守りには、小河原が久々となる先発マウンドに登る。
すると、いきなり先頭を歩かせてしまい、これまた久々のセカンドで硬くなったのか角田のエラーも飛び出すなどして、早々に1点を失ってしまう。
続く2回の守りでも、四球とエラーが重なって2点を奪われ、ゲーム序盤からリードを許す苦しい試合展開となっていく。
一方、反撃を見せたいドリームス攻撃陣だが、相手投手から繰り出される速球と、時折混ぜてくる変化球に完全に翻弄され、あれよあれよと三振の山を築きあげるばかり。
2回の攻撃では、先頭の稲村が振り逃げで出塁したものの、後続が皆三振に倒れ、なんと1イニング4三振を献上する不名誉な記録を樹立すると、続く3回にも三振を連発し、遂には6者連続三振を喫してしまうなど、相手バッテリーに完全に封じ込まれ、オヤジのバットはウィンナー並に縮こまっていった。
それでも先発小河原が粘りの投球で相手の攻撃をなんとか4失点に凌いで味方の反撃を待ったものの、その後の打線は辛うじてヒットを打つのが精一杯の様子。
結局、試合終盤まで相手投手の鋭いピッチングに手も足も汁も出せないまま、あっという間に7回まで進み、完封負けを喫して試合を終えた。

DREAMS| 0 0 0 0 0 0 |0
JASRAC | 1 2 0 1 0 0 |4
詳しい結果はコチラ

    


この試合で2三振を喫した下田代改め仮田代選手。

   


こちらは三振に倒れて、背中から湯気を出している様子の伊橋選手。

  

実に7イニングで14もの三振を相手バッテリーに献上し、為す術無く完敗を喫したドリームス。
特に2順目に入ってからも三振を連発するなど、同じ過ちを繰り返してしまうオヤジの悪い癖を露呈し、今シーズンの不調を象徴するような打撃となってしまった。
起爆剤?として、あえて1番で起用した久保田も、初回に振り逃げでベンチを沸かせて、殿堂入りよりも前に世田谷区のブラックリスト入りを果たしている片鱗を見せつけたものの、残念ながら得点には繋がらず、その後の打席は凡退に沈んでいる。
その他の選手達も何度か塁上を賑わせたものの、稲村のまさかの2盗失敗に象徴されるように、貴重な得点機をモノに出来ず、最後まで淡白なプレイに終始した。

一方、新布陣で臨んだ守備では、先発小河原が粘着力の増した投球で6回を投げきれば、エース梅川も復調の兆しとなるピッチングを披露し、更に外野の悦びを知ったレフト伊橋に至っては、まるで登り棒の虜になった小学生の如く、無駄に強肩を見せつけては快感に浸るなど、気持ちの入ったプレイを見せてくれた。
ただし、大島、池谷の新外野コンビに限っては、分泌液で帽子を濡らすだけでは飽き足らず、だらしない下半身を見せ付ける禁断プレーを揃って披露するなど、こちらはR指定のプレイを連発していた。
いずれにしても、得点を奪わないことには勝利も叶わない訳で、次戦以降でのドリームス打線の奮起を促したいところだ。
尚、あまりの試合展開の早さに7回の規定回数を経た後、8回のエキストライニングを消化して試合の方は終了している。
また、この日は新人マネージャーのオーディションを兼ねた試合となるはずだったのだが、ただ単に「K」の字が綺麗に書けるように上達しただけだったので、次戦、水着審査と併せて再オーディションを行うとの情報もあるようだ。

   


ひたすら「K」の文字書きを練習する両マネージャー。

   


あえて内野ゴロを放つ久保田選手。

   


見事に盗塁を失敗し、徐々に空気を読まないプレーが身についてきた稲村選手。

       


味方ベンチから繰り出されるハートのこもった声援に、思わずキレてみせる古賀選手。

   


汁だくのキャップを見せつけるR指定の2選手。

      

    

試合終了後、ドリムースンナインは室内練習場に場所を移して、アルコールシャワーを浴びながら、いつにも増してハードなトレーニングに精を出した。
特にチーム考案の下田代五段活用トレーニングでは、高い負荷でもって腹筋を集中的に鍛えていたようだ。
全てのメニューを消化し練習を終えると、声を枯らした選手達は、加齢臭以上のネギ臭を漂わせながら、帰路へと向かっていった。
次戦こそは、仮田代の汚名を返上し、オナ田代の称号を目指す戦いで、必ずや勝利を我々に届けてくれることを期待したい。

   

  

   

~ Next Schedule ~

DATE : 2011/07/16(sat)
TIME : 15:00~17:00
PLACE : Futagotamagawa Field at Shibuyaku side E

   

   

   

   

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