青空スポーツ新聞 9月18日対ワーナー戦 シーズン後半戦開始!

グラウンドを飛び交うトンボの姿に秋の気配を感じながらも、まだまだ残暑厳しい9月18日の土曜日。
約2ヶ月のサマーブレイクを終えて、いよいよシーズン後半戦の幕開けを迎えた。

夏の間、ミニキャンプを張って過酷なトレーニングを耐え抜き、自信を深めたドリームスにとって、その成果を占うには絶好の機会とも言えるワーナーとの対戦。
過去2戦していずれも大敗を喫した実力者揃いのチームだけに、ドリームスナインの力量を計る上でも、様々な収穫をもたらしてくれる試合となりそうだ。
そんな一戦を前にして、予告先発の効果も相まってか、角田が手の皮を擦り剥くほどにバッティングセンターで打ち込みを行えば、大島は前日のアルコール調教を控えるなど、大人の誘惑を断って精進し、伊橋は新調したブルーのスパイクにプレッシャーの克服を誓うなど、各選手が、かつてない程のモチベーションの高まりを見せて、二子多摩川に集結した。
更には、骨折療養中の星や、前身のファイヤースターター時代のかつてのマドンナ?小田マネージャーが、未来の南ちゃんを連れて応援に駆けつけるなど、いつもに増して、活気溢れるドリームスベンチに、ナインの士気も一層高まり、ワーナーチームにリベンジを果たす準備がいよいよ整う。

そんな中、チームの盛り上がりとは裏腹に、ドリームスお約束のハプニングも続々発生。
試合前夜に池谷の故障が判明し戦線離脱を余儀なくされると、下田代はグラウンド到着に3時間を所要しツイート疲れを見せ、更には、両チームが揃う中、審判が遅刻して現れるなど、試合前から相変わらずのドタバタ劇にも見舞われる。
尚、毎熊も渋滞巻き込まれて遅れるとの連絡がドリームスベンチに届けられたが、試合にさほど影響を及ぼさない一報に、お使いを発注する余裕すら見せて、早々にゲームに気持ちを切り替え、試合に集中するナイン達の姿が見受けられた。
ところが、この毎熊の遅刻がゲームの命運を握ることを、ナインは後に知ることとなる。
そんな波乱含みの一戦が、遅刻審判の合図と共にいよいよ開始された。 
   
=STARTING ORDER=
  1 1B,RF / KOGA 
  2 3B,P/ UMEGAWA
  3 C / INAMURA ⇒ MAIKUMA
  4 SS / IHASHI
  5 2B,1B / SHIMOTASHIRO
  6 LF / KAKUTA
  7 CF / OSHIMA
  8 P,3B / OGAHARA
  9 RF,DH / KUBOTA
10 DH,2B / TAKEHIRO

池谷の離脱により、予告先発から多少のオーダー変更があったものの、急遽タケヒロの参戦もあって、ほぼベストメンバーで試合に臨んだドリームス。
先発ピッチャーには、攻守の要に梅川を据えた為、エースに代わって小河原を起用。
その小河原は、初回簡単に1死を取ったものの、審判の厳しい判定にも泣かされ、連続四球とヒットで満塁とされると、押し出しの四球を与えて、あえなく先制点を献上してしまう。
すると、続く打者には、ストライクを取りにいった緩いストレートをレフトに痛打され、走者一掃のタイムリーヒットなって更に3点を失う。後続の打者を凡打で退けたものの、リベンジを果たすには、重くのしかかる初回の4失点となってしまった。

その裏のドリームスの攻撃、相手先発投手の思わぬ大乱調にドリームス打線が助けられる。
先頭の古賀が死球で出塁すると、暴投や四球を立て続けに連発し、まさかの6者連続出塁でドリームスに3点が転がり込む。
なおも無死満塁として、一気に初回の失点を取り返す絶好のチャンスに、打席に向かうは7番大島。
ところが、ナインの期待を背負って放った当たりは、ボテボテのセンカンドゴロ。 
ボールは本塁に送られワンアウト、更に捕手から1塁手へ送球されると、スローモーションの如く1塁に向かう大島を、あざ笑うかのようにボールが追い越してファーストミットに収り、あっけなくダブルプレーに打ち取られてしまう。
前夜に精進して試合に臨んだ大島ではあったが、さすがに、一夜限りの禁欲だけで微笑んでくれるほど、草野球の神様は甘くはなかった。
続く小河原もあえなく凡退すると、ベンチのため息と大島の荒い息使いが交差する中、反撃のチャンスもついえて、3点を返すに留まり初回の攻撃を終えている。

続く2回表ドリームスの守り。
先頭打者を追い込んでからヒットを許し、続く打者に四球を与えてしまうと、ダブルスチールを決められ、いきなり無死2、3塁のピンチを迎えてしまう。
併殺打の悪い流れを引き継ぐ展開に、失点は避けられないかに思えたが、ここでドリームスが粘りを発揮する。
角田がレフト前の飛球を懸命に追ってオナキャッチを決めて1死を取ると、応えるように小河原が2者連続三振を奪って、無失点でこのピンチを辛くも切り抜け、勝利に懸ける執念を見せ付ける。

と、ここで遅れて来た毎熊がベンチに登場、同時にお使いのガムも選手に配られることに。。。
すると、不思議なことに、このガムをきっかけに試合の流れがドリームスに傾き始める。
2回裏先頭の久保田がチーム初ヒットを放つと、いきなり暴走モードに突入にし相手のエラーを誘って2塁を落とし入れる。
するとそれが呼び水になったのか、梅川、下田代、大島のタイムリーヒットに加え、相手チームの失策や、継投ミスも手伝って、打者一巡の猛攻を見せ一挙に6点を奪い逆転してみせた。

毎熊ガムの御利益と思うほか無いのは少々解せないものの、2回を終えて9対4としてゲーム序盤をリードし、リベンジを果たすべく健闘を見せるドリームス。
続く3回には、両チームとも2点を奪い合い、11対6のドリームスリードで試合前半を終え、お互いがしのぎを削るゲーム展開に、次第に試合は緊迫の度合いを増していく。
  
迎えた4回表ドリームスの守り。
先頭打者をサードゴロに打ち取ったかに思えたが、梅川の一塁送球がベース手前でバウンドすると、ファースト古賀のミットをすり抜け、出塁を許してしまう。
すると、ここまで小河原の力投とそれに応えてきたドリームス守備陣であったが、ガムの味が無くなるに連れて、御利益が弱まったのか?この出塁をきっかけにチームに綻びが現れ始め、ゲームの流れがワーナーサイドに傾きだす。
明らかに小河原の球威が衰え始め、相手チームの選球眼にも苦しめられて、続け様に四球を与えてしまうと、タイムリーを打たれ、バッテリ-ミスも重なるなどして立て続けに失点をし、遂に逆転を許してしまう。
代わって梅川がマウンドに登り後続を断ったものの、結局6点を失い11対12とされ1点のリードを許して、ゲームは終盤に差し掛かかっていく。

続く4回裏の攻撃。先頭の大島が四球を選んで出塁すると、ドリームスベンチすら意表を突く盗塁を披露して見せ、チームに流れを呼び戻そうと発奮したものの、結局、後続が倒れて無得点に終わる。
続く5回の守りでは、逆に1点を奪われてしまい、更に2点差とリードを広げられて、ドリームス最終5回の攻撃を迎える。
ナインの期待がかかる1番からの好打順であったが、古賀、梅川と簡単に打ち取られると、最後に神風を起こすことを信じて毎熊を打席に送ったものの、ガムに運気を使い果たしてしまったのか、なんのミラクルも起きないまま、あっさりとセンカンドゴロに打ち取られてあえなく凡退。
結局、終盤での追加点を奪えないまま11対13と逆転負けを喫して、熱き一戦の幕は下ろされることとなった。  
 
   
WARNER | 4 0 2 6 1 |13
DREAMS  | 3 6 2 0 0 |11

 

 
尊師マイクマンの霊気が込められていたとされるガム

 


善戦及ばず…

 
ゲーム中盤までは、ドリームスお得意の泥仕合に持ち込み、対戦初勝利が近づいたかに思えたが、4回の守りで大量失点を防ぎきれず、攻撃では相手の救援投手を打ちあぐねるなど、終盤での継投が勝負の分かれ目となって、大事な局面で実力差を露呈してしまい、善戦虚しく敗れ去ることとなった。
とはいえ、強敵を相手に、ドリームスの持ち味を存分に発揮し、サマーキャンプの手応えも感じられた戦いだけに、前回の大敗とは見違える、中身の濃い試合でもあったとも言える。

 
 

  
   
 

 

 
 

 

  

出場選手の打撃成績は上記の通り。 
主だったところでは、古賀が2度の出塁で先頭打者のお務めを充分に果たして、見事シャバでの復帰を飾れば、梅川は2安打3打点を記録して投攻守に渡る活躍を披露。
更には、4番の予告発表から発熱を催したノミーズ伊橋であったが、2打点を稼いで面目を保ち、続く5番の下田代は2安打3打点の活躍でサマーキャンプの成果を示して見せた。
続いて、大島はタイムリーヒットに加えて盗塁を決めるなど、夜の生活の充実振りが伺えるプレーを披露し、小河原は遅刻審判の辛口判定にも泣かされて力投が報われなかったものの、キレのある投球で次回の登板に期待を繋げてみせた。
また、久保田に至っては、試合直前のオーダー変更にも関わらず、守っては見事な捕球でライト守備を無難にこなし、打ってはチーム初ヒットを放って激走を見せるなど、いきなりの潜伏確変からの暴走モードの突入に、ナインの目を白黒させる働きを見せている。
その他、打球処理で混乱するファースト下田代に向かって、チーム一体となって1塁送球を促したシーンは、「志村、後ろ~!」をも超える、ドリームス史に残る名場面として、語り継がれるプレーとなりそうだ。
いずれの選手も、あらゆる意味でポテンシャルを遺憾なく発揮し、チーム一丸となった戦いで、シーズン後半戦の活躍も予感させるベストバウトとなった。
尚、懸命のプレーを披露してくれたドリーマーたちに敬意を表して、ベスト及びワーストプレイヤーの選出を今回は見送っている。

  

   

試合後、選手達は疲れも見せず、多摩川河川敷常設のアルコールトレーニングセンターで汗を流した後、磯丸水産に場所を移して、更にハードなトレーニングで研鑽を重ねたようだ。
その後2組に分かれ、麺トレーニングで全日程を終了するはずだったのだが、トレーナーのプログラムに関する話題をきっかけに「運動生理学に基づく性行動と組織プレーとの相関関係」について、選手間で熱いトークバトルへと発展。急遽、路上で熱い論戦が繰り広げられた。
人目もはばからずに日が暮れるまで、チームに対する率直な思いをぶつけ合った末、角田が打席でボールを見極めることの重要性を説いたところで結論に達し、ようやくドリームスの長い1日が終了している。
次戦も、この勢いで熱い試合を見せてくれることは間違いなさそうだ。 
 

 
イキ顔その1 

 


イキ顔その2 

  

 
イキ顔その3

 


父性愛の芽生え…そして 

 

  
オイチィデチュネ~

 

 
幼児虐待の現場写真

 


打撃論の違いに熱く論戦を交わす、角田、大島の両選手

  

その次戦だが、9月20日現在、対戦相手は予定されているものの、開催の見通しがまだ立っておらず、選手達には、角田GMまで出場の可否を知らせるよう、球団から通達がなされている。
またこの日、本紙記事にもあったように、池谷の故障者リスト入りも発表された。
腰の状態が思わしくなく、医師の診察を受けて、復帰の見通しを立てるとのこと。
彼の声がグラウンドに響く日を一刻も早く待ちたいところだ。
更に、予てから骨折リハビリ中が伝えられ、今回ベンチから声援を送っていた星に関して、夏前に新たに鎖骨を骨折していたことも公表されている。
自転車を走行中に転倒し、肩を強打して鎖骨を骨折したとのこと。
昨年末の紅白戦では、復帰を予感させる動きを見せていただけに、残念なアクシデントとなった。
球団としては、無期限で彼の復帰を待ちたいとしている。
尚、今回の骨折と厄年の関連性が一部指摘されており、チームの高齢化と共に、アラフォー世代を多く抱えるチームにとっては、避けては通れない新たな課題となりそうだ。
球団関係者によると、厄除けとしての効果の程は疑問だが、取り急ぎ尊師マイクマンの霊気入りガムの購入を検討したいと話している。

= 青スポ編集部 =

 

 

 


future MINAMI 
  

 

  

~ Next Schedule ~

DATE : 2010/10/16(sat)
TIME : 11:00~13:00
PLACE : Futagotamagawa Field at Shibuyaku

  

 


See you Isomaru Fishery !!

 

 

 

One Comment

  1. より:

    お疲れ様です。久々に見たドリームスの試合は、
    かつてのまったり感は影を潜め、非常に締まった感がありました。
    しかし、私から見たドリームスはまったり感も魅力のチームなので
    その魅力を失わず、シーズン後半がんばってください。
    また、参加します。
    では。

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