5月3日(土)2011年シーズン開幕 対SUNKING戦

1月の西武ドームマッチ以来、実に4ヶ月振りに二子多摩川にナインが集まり、久しぶりとなる練習と2011年シーズンの開幕戦が行われた。
その間、様々な出来事に日本中が見舞われ、青空ドリームスにとっても、一時は2011年シーズンの見通しすら立たない状況だったことを思うと、こうして晴れてシーズン開幕を迎え、再び二子多摩川のホームグランドで、笑いと加齢臭が届けられるようになったことを素直に喜びたい。
そうして遂に訪れた2011年レギュラーシーズンの幕開けは、2時間の練習で額に汁を滲ませた後、最近宿敵化してきたSUNKINGチームをホームに迎えての開幕戦で始まった。
かくして、オヤジ達の日常を取り戻すことがまずは日本復興の第一歩と信じ、いつもと変わらぬプレイの数々が、グラウンドで、そして試合後の居酒屋まで繰り広げられる1日となるのであった。


久々の野球に興奮を隠しきれない角田選手の乳首

この日は、しばらくグラウンドから遠ざかっていたこともあり、午前11時からグラウンドに集まって2時間の練習を行った後、開幕戦に備えたドリームスナイン。
西武ドームマッチ以来の再会を果たし、皆が元気な姿と見せると、早速キャッチボールから始り、ブランクを感じさせないつもの空気が流れ出す。
続く練習では、久々となるスケベ椅子マシーンの感触を確かめるように、バットを操つる選手達の姿が見受けられ、特に久保田選手は、何度も安定したショートゴロを放つなど、いち早くいつもの調子を取り戻していた。
最後に実戦形式のシートバッティングを行い練習を切り上げると、後は開幕戦のプレイボールの掛け声を待つのみとなった。

ドリームスナインの体も暖まり、準備万端に試合モードに切り替わって、栄えある開幕スターティングメンバーの発表を行うとした矢先、これまたドリームスにお約束のハプニングが発生する。
久々の野球で、あまりのハイテンションでキマってしまったのか、右足の爪が剥がれ落ちそうになるまで練習で動き回ってしまった古賀選手。
ベンチに戻って我に返った時には既に残念な状態となっており、試合開始を直前にして、文字通りの痛い欠場となってしまった。
急遽、助っ人参戦のクニミツ選手を代役に加え、その他のスターティングメンバーは事前のオーダーの通りで開幕戦に臨むこととなった。
尚、グラウンドから遠ざかっていた間にサイズアップが図られた大島選手のために、助っ人参戦のノザキ選手が控えとして入っている。

=STARTING ORDER=
   
 1 LF / KAKUTA
 2 C / SHOMOTASHIRO
 3 CF / OSHIMA ⇒ NOZAKI
 4 SS / IHASHI
 5 3B / OGAHARA
 6 RF / KUBOTA
 7 P / UMEGAWA
 8 DH / MAIKUMA
 9 1B / KUNIMITSU
10 DH / HOSHI
11 2B / IKETANI

開幕のマウンドを務めたのは、ドリームスのエースに加えて、最近、父親としての自覚が芽生え始めようとしている梅川。
初回の立ち上がりにいきなり連続ヒットを許して苦しい場面を迎えたが、後続を抑えて無失点で切り抜けると、その裏、ドリームス打線が早くも先制攻撃を仕掛けてみせる。
先頭の角田が四球で出ると下田代がヒットで続き、相手のワイルドピッチと伊橋の内野ゴロの間になんなく2点を先制。初回から攻撃的な布陣が的中し、幸先の良い滑り出しをみせた。
しかしながら、2回にSUNKINGに1点を返されて1点差に迫られると、続く3回には2点を奪われ遂に逆転を許してしまい、序盤から1点を巡って、手に汗握るゲーム展開が繰り広げられる。
先に崩れたのはドリームスであった。
4回に先頭打者にヒットを打たれると、四球と失策を絡めて5連続出塁を許すなど、この回だけで3安打、1四球、1盗塁、2失策、1野選、2暴投とドリームス内野陣がミスの限りを尽くして、一挙に5点を失ってリードを広げられてしまう。
その裏、小河原のタイムリーで1点を返したものの、続く5回にも4点を失なうなど、ゲーム中盤に入って一気に大量リードを許す苦しいゲーム展開となる。
終盤に入ると、梅川に代わって小河原がマウンドに登り、ダブルプレーも飛び出すなどして6、7回の守りをなんとか無失点に抑えて味方の反撃を待ったものの、鉄壁を誇る相手守備陣の前に、4回以降は得点を奪うどころか見せ場を作ることすら無くゲームセットを迎えた。
7回フルニングを戦う早いゲーム展開ながら、結局12対3の大差で開幕戦を落とし、ドリームスにとっては残念な結果となってしまった。
※詳しい試合結果はコチラ

序盤は緊張感が漂いながらも、オヤジの粘着力を発揮したゲームの流れに、ドリームスが試合の主導権を握ったかに思えたが、中盤になると、ひとたび生じた守備のほころびが、更に次のほころびを呼ぶ悪い連鎖にハマってしまい、ドリームス守備陣がエース梅川のハートを粉々に砕く形となった。
そんな、ハートが砕ける音を耳にして、早い継投策も考えた小河原なんちって監督であったが、これから生まれてくる子供に父の生き様を見せようということなのか、砕け散っても尚マウンドに立とうとする梅川の強い気持ちと、小河原自身のマウンドへの不安が判断を躊躇させ、結果的に継投が遅れてしまったのも敗因の一つと言えそうだ。
加えて、7イニング中6イニングも先頭打者に対してヒットやエラーで出塁を許しており、常に内野陣がプレッシャーを受けた状態での守備を余儀なくされ、自分達のリズムを掴めなかったのも大きく響いたと考えられる。
一方の打線はというと、SUNKING西寺投手から6安打を放ったものの散発に終わり、相手の鉄壁な守備陣にも封じ込まれて僅か3得点を上げるのがやっとだった。
特に、西寺投手から繰り出される焦らしボールの前に、我慢知らずのオヤジのバットがどうしても言うことを聞いてくれず、すぐにイキたがる割りに中身の薄い当たりしか発射できない、オヤジの悲哀漂う早漏打線へと馴れ果ててしまったのが、なんとも痛かった。
今にして思えば、直前の練習から、既にいきり立っていた角田の乳首が、この日の早漏打線を暗示していたのかもしれない。
開幕戦から、いきなり課題を見せつけられた格好のドリームス。まずは、気持ちに対して思うように体が応えてくれない、オヤジの悲しい性の克服が急がれる。

   


正捕手の夢が一歩近づいた?下田代選手

   


味方の守備に心を打ち砕かれるも、熱投を続ける父性に目覚めた梅川投手

   


2度の骨折を乗り越え、実戦復帰を果たした星選手。ただし、バッティングのリハビリはまだ必要?

   


応援に駆けつけ久々の再会を果たす、左肩脱臼の手術を受け現在リハビリ中の赤堀選手

   

 
相変わらず、良いお顔を拝ませてくれる尊師マイクマン

   

 
と、一番弟子のオオシマン

   


3代目?マネージャーの就任が噂され、なんだかその気になってきた柳沢嬢
    

残念ながら開幕戦での勝利は、次戦にお預けとなったものの、チーム内ではベビーブームに沸き、術後リハビリ中の赤堀が元気な姿で応援に駆けつければ、2度の骨折を乗り越えて星が打席を披露するなど、明るい話題も盛りだくさんの開幕戦となった。
そしてなにより、以前と変わらぬオヤジ達の勇姿を再びグラウンドで見ることができ、これこそが日本復興の一歩へと繋がっていく1日になったのではないだろうか。
青スポ新聞では、今シーズンも選手達の活躍を伝えるべく、引き続きドリームスを追い続けていきたい。
尚、梅川選手の第一子誕生に際し、チームとしてもエースを称えて祝したいとの思いから、秋に誕生予定の子供に球団より名前を贈呈することが、試合後の選手会ミーティングで決定した。
チームの思いがこもったその名前は、殿堂入り間近と言われている各スター選手にあやかって「秀平(ヒデヘイ)」と命名されており、これにより梅川選手の更なる活躍が期待される。
次戦は6月25日(土)を予定しているが、しばらく間が空くことから、6月前半での開催も検討しているようだ、こちらもスケジュールがわかり次第、最新情報をお伝えしたい。

   


   

古賀選手がケガ。前半戦は欠場か?

     
今シーズンの復帰に懸けていた古賀選手が、3日に行われた練習で右足の爪を傷め、急遽先発出場を外れて開幕戦を欠場した。
今のところケガの程度は不明だが、最低でも爪が生え変わるまでは復帰が難しいと見られている。
昨春から、転落事故で肋骨を骨折したり、指に釣り針が刺さったり、重い腰痛が発生するなど、度重なるケガに泣かされ続けている古賀選手。
当初は、過去の因縁からヒットマンに狙われているものと考えられていたが、最近では、史跡や名所を巡った際に、憑いてきた落ち武者に狙われているのではないかと考えられている。
球団では、尊師マイクマンによるお祓いを検討しているようだ。
いずれにしろ、古賀選手にはカルシウムの摂取に専念し、一刻も早く爪が伸びてくるのを心待ちにしたい。

   

= 青スポ編集部 =

   

Next Schedule  

DATE : 2011/6/25(sat)
TIME : 15:00~17:00
PLACE : Futagotamagawa Field at Shibuyaku side D

   

   

   

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