2010年シーズン 打撃タイトル決定!!

逆転で初の首位打者を獲得!

   


12月26日付 本紙1面より
  

今月18日に行われたヒッターズ戦を以って今シーズンが終了し、各部門のタイトルが確定した。
主なタイトルを獲得した選手は下記の通り。

  • 打率
    ①宮崎・・・・・・.455
    ②小河原・・・・.444
    ②稲村・・・・・・.444
    ②大島・・・・・・.444
      
  • 打点
    ①小河原・・11打点
    ①伊橋・・・・11打点
    ③梅川・・・・・6打点
      
  • 最多本塁打
    伊橋・・・・・・・・・1本
      
  • 最多安打
    小河原・・・・・8安打
    稲村・・・・・・・8安打
      
  • 最高出塁率
    小河原・・・・・・.583
      
  • 最多得点
    角田・・・・・・10得点
      
  • 盗塁王
    タケヒロ・・・・・5盗塁
      
  • 最多三振
    久保田・・・・・4三振
      
  • 最多勝
    梅川・・・・・・3勝1敗

  
アラフォー世代が上位に名を連ね混戦模様だった首位打者争いだが、終わってみれば宮崎が見事逆転でリーディングヒッターの座を射止めてみせた。
最終戦で2安打を放って一人気を吐き、ノーマークの存在から一気に大外を駆け上がって、並み居るオヤジ達に差し勝ち、初の栄冠に輝いた格好だ。
2位には、小河原、稲村、大島の3選手が同率で並び、それまで首位に立っていた下田代は、最終戦の大ブレーキが響いて6位に沈んでいる。
実に6人以上もの選手が、4割台の打率を記録しており、前代未聞ともいえる、ハイレベルなバットマンレースとなった。
特に、昨年僅か1安打に泣いた久保田や、規定打席には及ばなかったものの毎熊が高打率を記録するなど、アラフォー世代が火を噴いた格好となり、まさに天変地異を見る今シーズンのドリームス打線であったと言えよう。
来シーズンは、若手中堅の発奮に大いに期待したいところだ。

打点部門では、今シーズン下位を打つことが多かった小河原が地力を見せて獲得している。小河原はこの他に、最多安打と最高出塁率のタイトルも獲得しており、本人が思っているより、その打棒はまだ衰えていないようだ。これでブログの更新頻度も一層上がるのではないかと見られている。
更に同点となった打点部門と、久々の該当者となった本塁打部門で、今シーズンから4番を強制的に任されるようになった伊橋が、そのポテンシャルの片鱗を見せつけていきなりの二冠獲得となった。
一時はノミの心臓と揶揄されたものだが、一気に汚名を晴らす初のタイトルとなっており、来シーズンでの更なる活躍が期待される。
その他、稲村が同数で最多安打のタイトルを獲得しており、ベテラン選手のプレッシャーをかいくぐって上位打線の役目を果たしてみせれば、角田は04年以来となる最多得点を記録するなど、年季の入った抜け目の無さを披露してみせた。
タケヒロに至っては、盗塁王を獲得しながらも、足の故障に見舞われており、良くも悪くも独自の足癖を見せつけている。
尚、三振王には、初の栄冠に燃えた久保田が見事にその念願を果たして栄誉を掴み取った。
投手部門は最多勝のみの選出となったが、エースとして一人立ちした感のある梅川が獲得している。
※全選手の成績はコチラでご覧になれます。

今シーズンは、見事な打撃成績で終えることができたが、ヒッターズ戦で見られたように、苦手投手に対したと途端、草食系男子の如く淡白になるところがあるので、来シーズンは粘着性親父としての本領を是非とも発揮して欲しいところだ。
来シーズンは早くも1月からスケジュールが目白押しなので、今年の調子をそのまま来シーズンにも繋げていければ、西武ドームのイベントマッチでも大いに期待が持てるはずだ。
  
ドリーマー達の更なる飛躍を願いながら、本稿を以って2010年の最終号とさせていただきます。今年も1年間ご愛読ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。

= 青スポ編集部 =

 

~ Next Schedule ~

DATE : 2011/01/08(sat)
TIME : 12:00~16:00
PLACE : Futagotamagawa Field at Shibuyaku
vs ※SUNKING(14:00~)

DATE : 2011/01/09(sun)
TIME : 13:00~15:00
PLACE : Futagotamagawa Field at Setagayaku

 

TOTALTENBOS in SEIBU DOME
DATE : 2011/01/15(sat)
TIME : 9:00~13:00
PLACE : SEIBU DOME
vs  Afro MONKEYS

  

Sea You Next Year !  

      

 

年末特別企画 青スポグルメガイド

イキたくなる店 大島水産 featuring おが亭

   

12月某日。都心から車で揺られること約30分。東京は町田市内のとあるマンションの一室にそのお店はあった。
聞くところによると、釣り好きのオヤジと料理好きのオヤジが意気投合して生まれた1日限定のレストランだとのこと。
とはいえ、ここはどう見ても普通のマンションの入り口。「果たして、こんなところにレストランなんてあるのだろうか?」
そんな不安を胸に抱え、1階のエントランスで待っていると、指に包帯を巻いたちょっと強面の店員さんが現れてお店まで案内をするという。
最初はどこの事務所に連れて行かれるのかと心配してしまったが、見た目と違ってなかなか丁寧な接客態度に好感が持てる。このお店は期待できそうだ。
 
エレベータに乗って11階で降りると、いきなり鮮魚祭りの、のぼり旗が出迎え、更に玄関を開けてお店に入ると「大島水産」と書かれたのれんが目に飛び込んできた。
「本当にこんなところにお店があるんだ」
ちょっと前までの不安が消え去ると、俄然お店への興味が沸いてくる。
この日は野球関係者(青空ドリームス)の忘年会が開かれており、店内に入ると既に熱気を帯びている雰囲気で、思ったよりスペースも広い。
窓の開口も広く、眼下には東京の景色が一望できる中々のロケーションだ。
なんでもこのお店は、花火を見ながら食事もできるとのことで、果たして今宵は花火を楽しむことができるのだろうか。
店内に目を移すと、テレビのモニターには、野球のスター選手達の映像が写し出されていて、皆で楽しそうに見ている。
奥の厨房では、一見ラーメン屋かと見間違う、まるで頑固オヤジのようなスタッフが、黙々と魚を捌いている姿が見えた。
そう、このお店の売りは、東京湾や相模湾でその日に獲れた新鮮な地魚を出してくれるお店なのだ。
そしてそのラーメン屋のオヤジこそ、何を隠そう釣り好きが高じて大島水産なる水産業をはじめた当のご本人とのこと。
お店の話によると、この日の漁は相当苦労したらしく、出迎えてくれた強面の店員さんの包帯もその時の怪我だそうだ。
それでも、アジを約20尾、サバを2尾獲とってくるとは、さすがのプロ魂を見たような思いがした。
ちなみにこちらのお店は、料理好きのご主人が、時々小料理屋を開いている場所で、この日のために大島水産と共同で企画して1日限定のオープンへと至っている。
そんな人々がもてなしてくれる料理とは、一体どのような料理なのだろうか?ビールを飲みながら楽しみに待つことにした。


スター選手の往年の映像を鑑賞する青空ドリームスの皆さん
  


黙々と魚を捌き続けるラーメン屋のオヤジこと大島水産代表の大島氏
  

まずはお通しが二品出てきた。たたききゅうりとさきいかの和え物と、焼き茄子と鳥ささみをマスタードとマヨネーズ絡めた和え物の二点だ。
身近な食材をシンプルに和えているだけのお通しなのだが、これがなかなかにビールが進む。
ふと、再び厨房に目をやると、まださっきのラーメン屋のオヤジが一心不乱に魚を捌いている。せっかくなので、メニューに載っている板長のスマイルを注文してみた。
すると、目の下に隈を作りながら引きつった笑顔で応えてくれた。お目当ての魚が食べられるのには、まだしばらく時間がかかりそうだ。
  
と思っていたら、今度はアオリイカの刺身が出てきた。なんでも塩とレモンで食すのだそう。
イカの刺身といえばなんの疑いもなく、わさび醤油だと思っていたのだが、これがどうして結構いける味だ。アオリイカの味を知ってしまうと、他のイカがたべられなくなるのも頷ける。
ラーメン好きのオヤジが釣り上げて冷凍していたものらしいのだが、新鮮かつ濃厚な味わいがするからなんとも不思議だ。
続いて出てきたのは、砂肝を使ったモツ煮。かのB級グルメで知られるB-1グランプリにて甲府代表として優勝を勝ち取ったあの一品だ。
料理好きのオヤジの田舎がその甲府らしく、昔からよく食べていたそうな。このお店では砂肝だけを使ったオリジナルレシピだったようだが、この日の人気メニューとなっていた。
  
そして、いよいよメインの魚料理の登場だ。
出てきたのは、鯵のなめろうと胡麻鯖。
まずはなめろうを一口いただくとする。美味しい!青魚特有の臭みがまったく無く、ほどよい甘みと濃厚な食感に、つい大衆魚ということを忘れてしまいそうになる。
つづいて、胡麻鯖なるものをいただく。
聞くところによると、新鮮な鯖でしか味わえない一品で、福岡地方の郷土料理だという。
これまた美味しい!擦り胡麻に薬味を入れて、みりん醤油で和えているだけなのに深い味わいがある。
新鮮な鯖が手に入らないと食べられない料理だそうで、したがって関東地方で胡麻鯖を出しているお店はほとんどなく、このお店に来ないと味わえない逸品料理だ。


ラーメン屋のオヤジスマイル
  


本日のおしながき
  

例え大衆魚であっても、新鮮であれば高級魚にも負けず劣らない旨さがあることを証明してくれる料理の数々に思わず焼酎も進む。
そして、このお店のユニークな点は、食事の間に様々なショータイムが楽しめるようになっているところだ。
訪れたこの日は、ゴダイゴのライブとエスパー伊藤のパフォーマンスを見ることができた。B級グルメだけでなく、B級なショーまで楽しめ、様々な形で身も心も満たしてくれる。


ゴダイゴのライブショー
  


エスパー伊藤のイリュージョンショー
 

そんな賑やかで楽しいひとときを過ごしながら、いよいよ料理の方は終盤に差し掛かる。
次に出てきたのは、自家製のアオリイカ一夜干し。
アオリイカを丸ごと一杯使い、お店のバルコニーで一昼夜かけて干した、なんとも贅沢な一品だ。
刺身と違って、プリップリッの食感に加えて、香ばしくとてもジューシーな味が堪能できる。あらためてイカの美味しさを再認識させられた。


アオリイカの一夜干し 決して手錠を隠しているわけではない?
  

ここまで、どの料理もお酒との相性が抜群で、お箸もグラスもどんどん進んでしまう。
と、ここで一息、このお店お薦めのお酒も紹介しておこう。
この店のプロデューサーでもある角田氏が、お気に入りのカルフォルニア産赤ワインを、エロイ目つきで教えてくれた。
あまり知られていない銘柄のワインだが、氏の夜のトレーニングで出会ったワインだそうで、リーズナブルな価格帯ながら、程よい甘みと酸味に芳醇さを兼ね備えたハイコストパフォーマンスの赤ワインだ。
女性でも一気に飲んでしまいそうになるワインで、氏が執拗に薦めたくなるのもよくわかる。


角田氏お薦めのカルフォリニアワインとおしながき
  


奥にひたすら魚を捌き続けるラーメン屋の姿が… 右はエロソムリエの角田氏
  

そうこうしているうちに、最後の料理が運ばれてきた。今宵の絞めの一品は、大島水産特製のつみれ鍋だ。
とにかくお汁が旨い!焼いた鯖のあらでとった出汁が見事に効いており、たっぷりの野菜に鯵とアオリイカのつみれの旨味が凝縮された至極の鍋だ。
最後に残ったお汁で、うどんをいただいて本日の料理はこれにて終わり。
新鮮な地魚と絶品料理の数々に楽しいショーまで見ることができて、これでたったの3,000円とは驚きのお値段だ。
気づけば17時の開店から日付が変わろうかという時間。あまりの楽しさに時が経つのを忘れるほど、お店の魅力を味わうことができた。
  
そろそろと思い帰り支度はじめようとすると、先程の角田氏が、お客さんへバルコニーに来るように促している。
慌ててバルコニーに出てから暫くすると、寝静まった住宅街の夜空に鮮やかな花火が2発打ちあがった。
実は、食事中にお店のモニターでは花火のDVDが延々と流れていたので、花火を見ながらの食事はこういうことか思っていたのだが、まさか本当の花火が見れるとは思いもよらなかった。
暗闇の公園を必死に走り去る人影を見たような気もするが、きっと酔っていたせいだろう。
こうして、最後に近隣まで驚かすサプライズ演出も終わり、遂にお店の閉店時間を迎えた。
  


つみれ鍋に舌鼓を打つ青空ドリームスの皆さん
  

料理の待ち時間が長かったり、厨房に疲労感が漂っていたりと、いくつか気になる点も散見されたが、お店とお客さんが一体となって楽しめる、この空間でしか味わえないひとときを充分に堪能することができた。
そして何より、この日のお客さんの一様に満足した表情が、このお店の魅力を充分に物語っていたのではないだろうか。
今日1日だけで閉店してしまうのは、あまりにも惜しい気がするが、もしかするとアナタの町のどこかで、人知れず開店しているかもしれない。
クーラーボックスを抱えたラーメン屋のオヤジを見かけたら、きっとその近くでお店がオープンしているに違いない。是非探してみて欲しい。
この後、角田氏の案内で熟女パブの風俗レポートを予定していたのだが、夜も更けてきたのでそれは次回町田に訪れた時の楽しみとして残しておこう。
  

= 青スポ編集部 =

  

      

  

   

 

  

  
 大島水産 featuring おが亭 
   
 場所 :東京都町田市某所
 営業時間 :17:00~24:00※不定期営業
 予算 :0円~3,000円
 オススメ度 :☆☆☆☆
 問合せ :青空ドリームス 飲食事業部

※大島水産より読者の皆さまへ、携帯待ちうけ画像をプレゼント!
保存して待ち受け画像にどうぞ。 タウンロードはコチラ 

 

  

  

青空スポーツ新聞 12月18日対ヒッターズ シーズン最終戦

この試合を以って、2010年シーズンを終えるドリームス。
これまで、好調な打線に加えて守備力も向上したことで、4勝2敗1分けとして既にシーズン勝ち越しを決めており、宿敵?青横ヒッターズに対して、その実力を発揮して最終戦を勝利で飾り、今シーズンを締めくくりたいところ。
5月に行われた開幕戦以来の対戦となるが、その時は、善戦したもののワンサイドで敗れており、なんとしても雪辱を果たして、後に控える納会で祝杯を挙げたいところだ。
12月とは思えない絶好の青空の下、かくして両チームにとってもシーズン最終戦となる戦いが始まった。
  
 
=STARTING ORDER=
  1 CF / MIYAZAKI
  2 C / INAMURA
  3 1B / SHIMOTASHIRO
  4 SS / IHASHI
  5 3B / OGAHARA
  6 LF/ KAKUTA
  7 DH / MAIKUMA
  8 P / UMEGAWA
  9 RF / KUBOTA
10 2B / SONODA

先攻はドリームス。相手投手の立ち上がりをいきなり捕らえて、宮崎、稲村の連続安打で出塁すると、下田代が倒れたものの、4番伊橋が四球で歩いて1死満塁とし先制のチャンスが訪れる。
するとここで、5番小河原が、外野の前に落ちるテキサスヒットを放って宮崎を迎え入れ、まさに今シーズンを象徴するような、打線の勢いを初回から披露し、いとも簡単に先制点を挙げて見せる。
後続が倒れて初回は1点止まりとなったが、裏の守りを先発梅川が無失点に抑えると、続く2回表の攻撃でもドリームスの勢いは留まることを知らない。
2死2塁で迎えた1番宮崎がレフトオーバーのタイムリー二塁打を放つと、続く稲村が足を絡ませながらの激走を披露し、タイムリー三塁打として2点を加えてチームを勢いづかせる。
更に追加点を奪う絶好の機会で打席に向かうは3番下田代。
首位打者争いを独走する彼のバットに皆の視線が集まったが、その期待も実らずバットは空を切りあえなく三振。
追加点を奪ってみせたものの、一気に畳み駆ける展開に水を指すことになった下田代の一滴が、まさにゲームの流れを微妙に狂わすことになる。

 

一方、いきなり3点を奪われた形となった青横ヒッターズであったが、2回裏ベンチ前で円陣を組み一転反撃体制を整えてくる。
梅川が先頭打者を歩かせてしまうと、すかさず足を使ってドリームス守備陣を牽制する動きを見せる。
するとこれにペースを崩されてしまったのか、梅川が立て続けに3者連続で四球を与えてしまい、無死満塁のピンチを迎えると、ここで続く打者が放った当たりは平凡なショートゴロ。
ショート伊橋が、確実に1死を狙ってファーストの下田代へ送球が送られたその瞬間、思わず目をこすってしまうプレーが生まれる。
ファーストミットをめがけた糸を引くような送球を、下田代が待ち構え誰もがアウトと思ったその時、差し出したミットにボールがかすることなく、まさかの後逸。
アウトを逃した上に、2点を献上するタイムリーエラーとなってしまい、大きく試合の流れを変えてしまうプレーとなった。
その後、梅川が辛うじて三振で1死を取ったものの、続く1番打者に2点タイムリー三塁打を打たれると、犠飛も絡めて5点を失ってしまい、3点リードしていたのも束の間、試合序盤で逆転を許す形となってしまった。
今シーズン安定感も増して、ドリームスのマウンドを一手に引き受けてきた梅川だったが、登板過多がたたってしまったのか、試合途中から足に違和感を覚えても尚懸命の投球を続けていたものの、下田代の痛恨のタイムリーエラーによって止めを刺された格好となり、自ら申し出によってこの回で無念の降板となっている。

続く3回、ドリームスの攻撃が無失点で終わると、その裏梅川の降板を受けて急遽小河原がマウンドに登る。
やはりいきなりの登板は難しかったのか、先頭打者を歩かせ、瞬く間に2盗、3盗を決める俊足を見せつけられると、たまらず次打者にも四球を与えてしまい、救援早々にピンチに陥る。
しかしながら、後続を三振に退けると、続く打者の当たりはピッチャーゴロ。
これで簡単に2死となるはずが、またしてもドリームス守備陣がここで手痛いミスを犯してしまう。
1塁送球の間に、再三快足を披露している3塁ランナーがホームを狙う動きを見せると、代わってファーストに入った梅川が、これを阻止しようとボールを送る。
なんとか失点を防ごうとする懸命な気持ちとは裏腹に、送られたボールは捕手の頭上をはるかに超える悪送球。一気に2塁走者まで返してしまい、2点を許して更にリードを与えてしまう。
まるで2回の守りの時と同じような失点パターンに悪い空気が蔓延していくと、小河原が持ちこたえられずタイムリーヒットを許し、更には3者連続四球に加えて、2者連続のタイムリーエラーが漏れなく起きるなど、もはや成す術を無くし、今シーズン健闘を見せてきた守備陣が完全に崩壊。
結局、典型的な自滅のパターンで大量7点を失い、試合中盤にしてゲームの興味すら失する最悪のイニングとなってしまった。

一方、これまで快進撃を続けてきた打線も3回以降は完全に沈黙。
相手投手の巧みな投球の前に凡打を重ね、外野に打球が飛ぶ事すら無く、何の抵抗もできないまま、イニングだけが消化されていった。
試合の方は、その後も小河原が4点を失うと、遂に池谷のボキャブラリーも在庫が尽き果て、終わってみれば3対16という歴史的大敗を喫してゲームセットを迎えている。

DREAMS  |1 2 0 0 0 0|3
HITTERS |0 5 7 4 0 ×|16

今シーズン好調の打線は、再三の対戦があったにも関わらず、相手投手の術中にはまって成す術を無くし、安定していた守備陣は大事な場面で、ことごとくエラーを連発をして大崩壊。
序盤こそリードしたものの、相手の足を使った攻めで翻弄されると、いとも簡単に自分達を見失って自滅する最悪の試合内容で、シーズン最終戦を締めくくることとなった。

安打数はドリームス5本に対してヒッターズが6本と拮抗しているが、失策数はドリームス6に対してヒッターズが2、与四球数に至ってはドリームス11個に対してヒッターズは1個と圧倒的な差となっており、ドリームスの自滅が見てとれる。
思い起こせば、試合前に早くからグラウンドに集まりミーティングを行うなど、細心のプレーを心がけていたヒッターズに対して、それらを横目に、各々思いのままウォームアップを行うドリームスメンバー。
この試合にかける思いは、果たしてどちらが上回っていたのか?
もしかすると、試合前から既に勝負は決まっていたのかもしれない。
もちろん、それ以外の敗因も多く見られた。
想定外の梅川の降板に各選手のコンディション不良、そしてなんとも言っても下田代の大ブレーキだ。
これまで何度となくチームを引っ張り、首位打者もかかる試合だっただけに、チームの誰よりも強い気持ちで臨んだ下田代であったはずだが、打っては二度の好機に捕飛と三振に倒れ、守ってはタイムリーエラーを連発するなど、やる事成す事全てが裏目に出ており、自信を失ったままシーズンを終えるのが気がかりだ。来シーズンの復調を期待したい。

 

 


序盤で足を痛めて降板した梅川投手
  

  


第2打席にレフト超えタイムリー二塁打放つ宮崎選手
  

  

  

  

  

  

  

  


タイムリー三塁打を放って激走を見せる稲村選手  
  

  

  


この日は大ブレーキの下田代選手
  


フォースが効かなかった毎熊選手 
  

  

  

  


大乱調だった小河原投手 
  


一人、気を吐いていた久保田選手 
  


謎のバッティングを披露する園田選手  
    

  


時間が止まった宮崎選手
  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

    
残念ながら、夜の部同様に、いとも簡単に自分達を見失う脆さを露呈してしまったドリームス。
まぁ、それすら持ち味のチームではあるのだが、来年のイベントマッチのことを考えると、落胆している暇はない。
今シーズンは成長を感じさせる戦いぶりが出来ているだけに、自分達を見失わずにプレーさえすれば、自ずと道は開けてくるであろう。
そう考えると、今日の敗戦の中にこそ、更に飛躍するためのヒントが隠されているはずだ。
来シーズン、青空ドリームスがどこへ向かっていくのか、その行く末を青空スポーツも変わらず追い続けていきたい。

= 青スポ編集部 =

  

  

  

青スポニュース 決戦は西武ドーム

14日午後、お笑い芸人のトータルテンボスとタワーレコードの野球対決によるイベントマッチが開かれることになり、タワーレコード代表として青空ドリームスが、トータルテンボス率いる野球チーム「アフロモンキーズ」と、対戦することが発表された。
試合は来年1月15日(土)、場所は西武ドームで行われることが決まっている。
今回の試合は、トータルテンボスのDVD発売記念のイベントとして、タワーレコードとの対戦が実現したもので、タワーレコードのDNAを持つ青空ドリームスが、見事タワレコ代表に選ばれ大一番を迎えることとなった。
これまで、例え試合に負けたとしても、笑いだけは連戦連勝を重ねてきているだけに、果たして本物のお笑い軍団を前にして、ドリームスの実力がどれだけ通用するのか、ファンならずとも注目一戦となりそうだ。
 
■日時
2011年1月15日(土)
試合開始:10:00~※予定
 
■球場
西武ドーム アクセスはこちら
 
タワーレコード特設ページ
 ↓  ↓  ↓  ↓  ↓

あの西武ドームで、タワーレコードの魂を背負い、プロのお笑い軍団を相手に戦うという、結成7年目にして迎えた晴れ舞台。
果たしてドリームスは、どんな試合を我々に見せてくれるのか!
う~ん、とっても不安。
とはいえ、そこは無理の効かない百選練磨のオヤジ達、いつもの調子で戦ってくれるはずだ。
え!だから不安?
決戦まで、あと31日!
今季最終戦もお忘れなく。

= 青スポ編集部 =

      

V S

     

  

  

青スポニュース スコアブックはじめました。

今シーズンは、記録より記憶に残るプレーをということで、青空スポーツ新聞では、選手達の奮闘振りを中心に紙面でお伝えしてまいりましたが、やはりファンであれば、お気に入りの選手の数字も気になってしまうところ。
そこで、そんな読者の期待にお応えするため、今シーズンここまでの選手達のSTATSを緊急大公開!!
果たしてあの選手の成績は?!

と、気になるドリーマー達の成績は、専用ページにてご覧になれます。
当ブログ上方にある「SCORE BOOK」のページからアクセスするか、こちらからどうぞ。

週末はいよいよ最終戦。
勝利の行方も気になるところだが、熾烈なタイトル争いからも目が離せない。

= 青スポ編集部 =

   

~ Next Schedule ~

Final Game of This Season
DATE : 2010/12/18(sat)
TIME : 13:00~15:00
PLACE : Futagotamagawa Field at Shibuyaku。
 

 
Last Meeting of the Year
DATE : 2010/12/18(sat)
TIME : 15:00~endless ?

  

  

  

青スポニュース 12月4日(土)秋季臨時キャンプレポート

大荒れの天候が関東地方を襲った翌日、水溜りの残る二子多摩川グラウンドにて、臨時の秋季キャンプが行われた。
最終戦を控えて、下田代、角田、小河原、稲村、伊橋が参加し少数精鋭で行われた練習であったが、エラーや空振が目立つなど、意気込みとは裏腹に不調が見られ、最終戦に向けて不安を残した秋季キャンプとなったようだ。
念願のスケベ椅子を使った下田代も、絶頂を迎えることなく、この日のプレイを終えている。


練習後の伊橋選手の姿

  


イケなかった下田代選手

 

なお、12月18日の最終戦に続いて行われる納会の一部概要が、球団より発表されている。
好ゲームが期待できる試合の後だけに、今シーズンを締めくくるのに相応しい納会となりそうだ。
まだ申し込んでいない読者がいれば、至急手続きを行って欲しいとのこと。
最終戦と併せて、憧れの選手達と過ごすひと時を楽しんでみてはいかがだろうか。

= 青空ドリームス納会 =
日時 : 12月18日(土) 最終戦終了後~終了時間未定
場所 : ミステリーのため極秘
参加費 : 4,000円以内希望
後援 : ??水産
企画 : チキチキミステリーツーリスト

= 青スポ編集部 =

 
~ Next Schedule ~

Final Game of This Season
DATE : 2010/12/18(sat)
TIME : 13:00~15:00
PLACE : Futagotamagawa Field at Shibuyaku。
 

 
Last Meeting of the Year
DATE : 2010/12/18(sat)
TIME : 15:00~endless ?

 

 

青スポニュース 11月20日(土)秋季キャンプレポート

今シーズンも残すところ後僅かとなった草野球シーズン。
青空ドリームスは、当初予定していたアウェイ戦のブッキングが実現に至らなかったため、急遽予定を変更して、かつてのホームグラウンドでもある羽根木公園グラウンドにて秋季キャンプを行った。
急な練習にも関わらず総勢7名の選手達が集まり、秋の日差しに紅葉が映える中、懸命に動き回ってグラウンドに汁を滴らせながら、2時間の練習を終えている。

 


グラウンド代を組長に上納し、無事初めてのお使いを果たしたノック職人

 


ホームランに気をよくしたのか、マウンドにも色気を見せるノミの心臓を持つ男

 


自慢のスケベ椅子マシーンが、ドライバー紛失のため使用不能に。またのご来店をお待ちしております。

 


駅前の東秀で宴会を行う不法入国者の方々?

  

なお、練習前夜の19日に突然参加辞退を告げた後、行方がわからなくなり消息が心配されていた角田選手だが、同日深夜25時頃、恵比寿付近にて無事が確認されていたことが球団関係者の話でわかった。
同選手は、明け方までかかる激しい大人のトレーニングを連日連夜重ねており、この日も同様のトレーニングを恵比寿付近で行っていたようだ。
突然の練習辞退宣言に、ドリームスナインの間で動揺もみられていたが、秋季キャンプを辞退してまで、自らのトレーニングに専念する同選手の決意の表れであったことがわかり、むしろ、一野球人として夢を懸命に追い続けるその姿勢に、チームからは感嘆の声も聞かれていた。

一方、足の故障によりDL入りが確実視されているタケヒロ選手についてだが、怪我の様子が本紙取材で明らかになってきた。
関係者の話によると、11月8日に喫茶店で長居をした後、席を離れる際に、足が痺れていることに気づかず歩行を試みたため、勢い余って足首の靭帯を断裂してしまったようだ。
診断結果は、右足首外側の靭帯断裂で、全治まで2~3週間はかかる見込みのとのこと。
これまで予想外のプレイでグラウンドを沸かせたきたタケヒロ選手だが、よもや喫茶店でも独自のプレイスタイルを発揮するとは、夢にも思わなかったであろう。
最終戦に出場できるかどうかは微妙な状況だが、元気な姿をグラウンドで見せ欲しいところだ。
 

= 青スポ編集部 =

 

~ Next Schedule ~

Final Game of This Season
DATE : 2010/12/18(sat)
TIME : 13:00~15:00
PLACE : Futagotamagawa Field at Shibuyaku。
 

 
Last Meeting of the Year
DATE : 2010/12/18(sat)
TIME : 15:00~endless ?

 

 

 

今期スケジュール

今シーズン最終戦の対戦相手が、青横ヒッターズに決定し球団から発表された。
すでに今シーズンの勝ち越しを決めているドリームスだが、開幕戦で負けている相手だけに、チームの成長ぶりを示して、リベンジを果たしたいところ。
今週末には、最終戦に備えて秋季キャンプも予定しており、既にチームは戦闘モードに入っているようだ。
なお、最終戦終了後には、納会が予定されているとのこと。
選手だけでなく、ファンも自由に参加できる納会イベントを予定しているので、読者の皆様も参加されてみてはいかがだろうか。
詳細は後日発表されるとの事だが、興味をお持ちの青スポ読者の為に、過去に開催された納会で流出した映像を、青スポ編集部が独自に入手し、特典映像として緊急紙上公開。
もはや伝説となっている2004年に行われた船上納会の一部映像を、ダウンロードにてお楽しみいただけます。
なお、ご覧いただく際は、充分に周囲をご注意の上ご覧下さい。

クリックしてDL⇒青スポ特典映像① 

= 青スポ編集部 =

  

~ Next Schedule ~

Autumn Training
DATE : 2010/11/20(sat)
TIME : 9:00~11:00
PLACE : Hanegi Park at Setagayaku

・  ・  ・  ・  ・  ・  ・ 

Final Game of This Season
DATE : 2010/12/18(sat)
TIME : 13:00~15:00
PLACE : Futagotamagawa Field at Shibuyaku。
 

 
Last Meeting of the Year
DATE : 2010/12/18(sat)
TIME : 15:00~endless ?

 

 

 

青空スポーツ新聞 11月6日(土)激闘!

11月に入り、2010年度シーズンの終わりが近づく中、絶好の草野球日和で迎えた6日土曜日の多摩川グラウンド。
残す試合数も僅かとなり、この試合に勝てば、暫定ながらシーズン勝ち越しが決定する、大事な一戦を迎えた。
そんなドリームスに対するのは、ミュージシャン界の強豪チームに所属する傍ら、今戦が初陣となる、西寺郷太(NONA REEVES)率いるSUNKINGチーム。
初対戦の相手には、無類の強さを誇っている今シーズンのドリームスではあるが、西寺選手は、かつてドリームスに助っ人として参加した経歴もあり、油断出来ない対戦相手だ。

かくして、負ける訳にはいかない一戦を前に、4番打者としての自覚が芽生えてきたのか、伊橋が試合開始の2時間前に早くもグラウンドに姿を見せ、その後、駅前のスターバックスで黙々とイメージトレーニングに励んでいたように、各ナインが、気合いをみなぎらせながら二子多摩川に集結し、試合開始を待つこととなった。

この日の先発メンバーは下記の通り。
相手打線が手強いとの直前情報が入り、予告オーダーから守備と中軸打線を若干入れ替えて臨んでいる。

 
=STARTING ORDER=
  1 CF / MIYAZAKI
  2 LF/ KAKUTA
  3 C / SHIMOTASHIRO
  4 SS / IHASHI
  5 3B / OGAHARA
  6 RF / KUBOTA
  7 P / UMEGAWA
  8 2B / KAWASAKI
  9 DH / SONODA
10 1B / TAKEHIRO
11 DH / MAIKUMA
 

試合開始を今かと待つドリームスナインとは対照的に、さすがはミュージシャンチームの集まりなのか、試合時刻にも関わらずスローライフな相手ベンチ。
文系サークルの匂いを漂よわせながらアップを行う彼等を横目に、ドリームナインの勝利の確信が高まっていく中、20分遅れでいよいよ試合が開始された。

ドリームスの守りから始まった初回。相手先頭打者の鋭いライナーをショート伊橋がいきなり好捕してグラウンドを沸かせると、2番打者を三振、続く3番打者にはテキサスヒットを許したものの、後続をファーストフライに打ち取って、エース梅川が上々の立ち上がりを見せる。
その裏ドリームスの攻撃。守りでの勢いに乗って先制点を奪おうと息巻くナインであったが、相手先発の西寺投手のまさかの投法にドリームス打線が翻弄される。
チーム随一の肉体とスピードを兼ね備えた、先頭打者のラガーマン宮崎に対して、西寺投手が投じたボールは、なんとハエが止まらんばかりの、山なりの超スローボール。
打ち気にはやる宮崎をあざ笑うかのように、ストライクゾーンを斜め上から横切りながらキャッチャーミットに吸い込まれていく一投に、バットが虚しく空を切り、ベンチの期待とは裏腹にまさかの三振を喫してしまう。
続く2番の角田がヒットで出塁したものの、3番下田代がピッチャーゴロ、4番伊橋がライトフライに倒れ、クリーンアップもあっけなく打ち損じて初回の攻撃を終えている。

2回に入ると、SUNKING打線の鋭い当たりがをドリームス守備陣を襲うようになる。これを梅川が辛うじて凌いで味方の反撃を待つものの、打線の方は相変わらず、スローボールの術中にハマって凡打の山を築くばかり。
焦る気持ちだけが先行し、気が付けばドリームス守勢のゲーム展開で試合は進んでいった。
そうして迎えた3回表の守り。先頭打者の放った浅いレフトフライを取ろうと、勢い良く角田が前進してくると、何を思ったか正男万歳!を唱えて、これを後逸。いきなり無死二塁のピンチを迎えることに。
すると、動揺を隠し切れなかったのか、梅川が後続を退けたものの、2暴投から、やらずもがなの先制点を与えてしまい、遂に均衡が破れてしまう。

序盤から、攻め込まれては打ちあぐねる苦しいゲーム展開ながらも、なんとか耐え凌いで反撃のチャンスを伺っていたドリームスに、4回の裏を迎えたところで、ようやくその機会が訪れる。
1死後、3番下田代がライト前にヒットを放つと、すかさず盗塁を決める。ここで走者を得点圏に置いて迎えるは、ノミの心臓を持つ主砲4番伊橋。
これまで、類稀な長打力を持ちながら、これまた類稀なチキンハートを併せ持ち、チームの期待を裏切り続けた男に、ようやくスターバックスの女神が微笑みかける。
スローボールを引き付けて放たれた打球は、はるかライトの頭上を鋭く越えるライナー。瞬く間に外野を転がる打球を背に、下田代をホームに迎え入れると、自らもダイヤモンドを駆け抜けて一気にホームイン。
数年振りに見るホームランに、ドリームスベンチの活気を取り戻すのと同時に、劣勢を跳ね返す貴重な逆転2ランとなった。

しかし次の5回、相手も簡単にゲームの流れを渡してはくれない。
ヒットで出塁した先頭打者が、梅川の暴投の間に3塁まで進むと、サードゴロを処理する小河原の送球の隙を狙ってホームインを果たしてすぐさま追いつき、そつのないプレーでドリームスにプレッシャーを与えてくる。
一方のドリームスも、その裏の攻撃で、2死から毎熊がセンター前にヒットを放つと、欽ちゃん走りの激走を見せて、相手守備陣の混乱を誘って2塁を陥れるダーティーなプレーを披露。
すると、フォースに導かれるように、後続の宮崎、角田、下田代に連続安打が飛び出し、毎熊をバリアフリーでホームに迎え入れるチームプレイを見せつけて、貴重な勝ち越し点を奪って見せる。
更に満塁となり、ドリームスベンチが最高潮の盛り上がりに達する中、バッターボックスに向かうは、前の打席で逆転ホームランを放っている4番伊橋。
チームの思いを乗せて鋭く振り抜いた一打は、またもやライト方向へのライナー。ドリームスの勝利を決定付ける一打になるかと思われたが、これを相手外野手が猛烈なスライディングキャッチを試みて、見事に捕らえてみせる。
ドリームスに傾きかけた試合の流れを、SUNKINGが奪い返す執念を見せつけて、5回の激しい攻防を終えると、膠着状態のままゲームは終盤に入っていった。


一見するとナイスバッティングのようにも見えるが… 実際は、超遅球に焦らされて、自慢のバットが我慢できなかった毎熊選手


打撃は今ひとつだったが、セカンド守備で、義兄と息の合った?牽制プレーを披露してみせた川崎元工作員

 

強肩、堅守を誇る鉄壁の守備に、芯を外さない鋭い打撃で、試合前の雰囲気とは打って変わって、スポーツマン全開の攻守を披露するSUNKINGに対して、再三得点圏に走者を許しながらも、一度もやった試しの無いランダウンプレイを決めるなど、はるかにキャパシティを超えたプレーを連発しながら、凌いでみせるアラフォードリームス。
まさに、手に汗握る文字通りのゲーム展開に、両チーム追い詰められながらも緊張感を切らすことなく、6回まで速いテンポでゲームが進み、ついにドリームス1点リードのまま、最終回を迎える。
この回を無失点で抑えれば、勝利となる7回表ドリームスの守りであったが、ここに来てもなお、最後の一球一打までゲームの行方がわからない厳しい展開が待ち受ける。
  
これまで何度も苦しい場面を凌いできたドリームスであったが、出してはならない先頭打者にヒットを許すと、すかさず盗塁を決められ、いきなり同点のピンチを背負ってしまう。
ここで、梅川が次打者をなんとか三振に仕留めて粘りを見せるが、続く打者の時に暴投を犯して同点のランナーを3塁まで進めてしまうと、堪らず四球を与えて1死1,3塁とされ、この試合最大の局面を迎えてしまう。
一切のミスが許されない状況に、ドリームス守備陣が緊張で強張る中、エース梅川が残された力を振り絞り2死まで漕ぎ着けると、最後の打者が放った打球はショート伊橋への凡フライ。これを伊橋が慎重に掴んでドリームス史上稀に見る死闘を制して、緊迫した戦いに終止符を打ってみせた。
  
ここで、いつもの調子であれば、勝利に歓喜するドリームスナインの姿が見られるはずなのだが、この日に限っては、口数も少なく、安堵の表情を見せる選手達。この一戦の厳しさを物語るように、秋風に変わって疲労感をグラウンドに漂せながら、今シーズンの勝ち越しを決めてみせた。

 
  

かつて無い緊迫した戦いに、疲労とフラストレーションの溜まる試合ではあったが、劣勢の中でも、勝利を掴み取れたことで、チームの成長が感じられる充実した一戦でもあった。
ゲームスタッツからも、その成長ぶりを伺い知ることが出来る。
攻撃面を分析してみると、スケベ椅子でトレーニングを行った選手と、単なるスケベな選手達が、総じて打撃で好成績を残しているのだ。
まさにこれは、サマーキャンプでの成果が実を結んだ表れであり、直前の打線の組み換えと相まって、得点に結びつく集中打を生み出したと言えよう。
今後ドリームスナインには、毎熊選手や大島選手の厳しい夜の指導の下、より一層スケベ心に磨きをかけて、試合に臨むよう期待したいところだ。
一方守りでは、牽制球からのランダウンプレイや、僅か一つの失策数が示すように、安定した守備力を披露し、試合終盤まで集中力を切らすこと無く、プレーすることが出来ていた。
失点については、いずれも先頭打者の出塁を許し、失策や暴投を絡んで得点を与えてしまっており、自分達で悪い流れを作ってしまったことが、悔やまれる。
プレッシャーを受けていたとはいえ、これらが苦戦の原因に繋がっていったと言えよう。
しかしながら、いずれも最小失点で切り抜けていることから、守備においては着実にレベルアップが図れてきているとも考えられ、成長の様子が伺える。

続いて各選手別に見てみよう。
なんと言っても、見事7回完投で勝ち投手となった梅川の好投が光る。暴投で許した失点を除けば、散発の被安打7、自責点1に抑えた粘りの投球は見事の一言。
そんなエースの好投を引き出し、ピンチキャッチャーとして最後までマスクを被り続けた下田代の大健闘も見逃せない。打撃でも2安打を放ち、貴重な勝ち越し点を叩き出すなど、攻守に渡って活躍を見せてくれた。
某田中チームのように、マスクを被らないプレーが、今後の課題として残ったものの、稲村捕手に戦線布告を宣言するなど、自信を深めており、新生バッテリ-の誕生となるのかもしれない。
更に、この試合のハイライトと言っていい、逆転の2ランホームランを放った伊橋の一振りを忘れてはならない。
昨年のチーム参戦以来、ノミの心臓と言われ続けてきた男が、午後1時と午前11時を思い違うほどのハイテンションで臨んだこの日、2時間近く呑み続けたスターバックスのコーヒーのほろ苦さが、ちょっぴり大人の自信を彼に与えてくれたようだ。
遂に機械からではなく、生身の人間からホームランを放ったことで、素人童貞を卒業したかの如く、男の自信を得たことは疑いの余地は無いであろう。果たして、これから公私共に大ヒット連発となるのか、行く末を見守っていきたい。
  
その他、チームが苦戦する時に限って、何故だかヒットを放つ毎熊のお約束プレーや、今回の対戦カードの実現を働きかけた久保田が、2安打を放つなど、随所で活躍を見せている。
一方、角田が、精細を欠く守備で存在感を示し始めているのが、どうにも気になった。残念ながら、まだ毎熊の足元にも及んでおらず、殿堂入りを狙うには時期尚早のようだが、はたして本人は何を狙っているのであろうか?
更に、園田選手に至っては、存在感を欠いたプレーで存在を示すというパラドックス現象に陥っている感があり、記憶に残るプレーを是非とも披露して欲しいところだ。

いずれにしろ、厳しいゲーム展開の中、ここぞというところで集中打を放つドリームスの持ち味が出せた一方で、守りきる野球を新たに披露して勝ちきった今回の経験は、必ずやこれからの試合にも活かされることであろう。
シーズン最終戦を予定している次戦では、自信に満ちた青空ドリームスらしいプレーを披露し、今シーズンの集大成となるゲームを見せてくれることは間違いなさそうだ。

 


攻守に渡って大車輪の活躍を見せ、勢い正捕手争いに名乗りを挙げた下田代選手。 マウンド上は超遅球を投げ込む西寺投手

  


巧みな走塁で、相手守備を混乱に陥れてみせる毎熊選手

 


次回こそは存在を知らしめるプレーを期待したい園田選手

 

尚、試合後の磯丸トレーニングルームにて、その動向が注視される球団歌に関して、アーティスト名が発表されるなど一部情報が明らかになった。
気になるそのアーティスト名だが、今人気の「いきものがかり」にインスパイアされたと伝えられており、デビューライブは彼等のオープニングアクトを狙っているとのこと。
リリースに際しては、タワーレコードの全面バックアップの元で進行しており、近々ボーカルオーディションを行うとの情報もあるようだ。
現時点で判っている詳細は下記の通り。

■アーティスト名 / しにものぐるい
■曲タイトル / 未定(作詞:未定、作曲:ノミーズ伊橋)
その他未定
※噂されているメンバー /  
プリティ角田(ドラム)、アングラー大嶽(ギター)、グル・マイクメン(ベース)、わりー池谷(ギター)、正男(ボーカル)他候補者多数

最終戦で、更なる情報が明らかになるかもしれない?!
青スポ新聞では、引き続き独占レポートを敢行していくので、こちらもお楽しみに!

= 青スポ編集部 =

  

~ Next Schedule ~

DATE : 2010/12/18(sat)
TIME : 13:00~15:00
PLACE : Futagotamagawa Field at Shibuyaku

 


You are The Man!!

  

  

お疲れ様でした

選手の皆様

SUNKING戦お疲れ様でした。
ゲームセットに至るまで、まさに手に汗握る展開に、かつてない精神的疲労を感じた一戦となりました。
試合後に「プロ野球なら、シーズン中はこんな緊張感の中で、いつもプレーをしているんだろうなぁ」と誰かが呟いていましたが、まさに同夜の日本シリーズでは、その極みといった壮絶な試合を見せてくれてましたね。
お陰で、1日2度も疲れる羽目に。。。

まぁ、そんなプロ野球には遠く及ばないものの、多少なりとも、青ドリのレベルが着実に上がっていることを、示せた一戦(少なくとも、呑みは延長15回に匹敵してました)であったと言えるのではないでしょうか。
ただし、最後まで気の抜けない試合展開に、選手交代のタイミングも掴めないまま、ゲームセットを迎えてしまう監督の未熟さも痛感いたしました。
次戦は、シーズン最終戦を予定しているだけに、今回の経験を糧に、青ドリらしいゲームで、今シーズンを締めくくりたいところです。
対戦相手が整い次第、改めてご案内させていただきますので、選手皆様のご協力、ご参加の程、よろしくお願いいたします。

※最終戦までの間、急遽、試合等の予定が入る可能性があります。尚、来年1月8日(土)に新春野球大会との噂も…?!

  

~ Next Schedule ~

DATE : 2010/12/18(sat)
TIME : 13:00~15:00
PLACE : Futagotamagawa Field at Shibuyaku